ハイドロキノンでシミ予防!メラニンを作らせない働きで美肌に近づける

2020年02月04日
肌をきれいにしたい女性

ハイドロキノンはイチゴやブルーベリー・コーヒーなどに含まれている物質ですが、肌を紫外線を浴びたことによる損傷から守る働きがあります。海外では医薬品として美白効果も認められており、多くの人に皮膚の漂白目的として使用されています。国内では2%まで配合することが厚生労働省によって許可されているので、市販の化粧品にも配合されたものがあります。2%以上の濃度のハイドロキノンは病院で処方箋が必要になりますが、5%のハイドロキノンは動物実験でも発がん性が指摘されているからです。現在ヨーロッパではこの使用が禁止されている国もあり、病院では効果と副作用のバランスを考えながら4%配合のハイドロキノンクリームを処方しています。

ハイドロキノンはメラニン合成酵素でチロシナーゼの阻害剤でもあり、メラニン色素を作っているメラノサイトに対しても細胞毒性があることがわかっています。シミの原因でもあるメラニン色素を作らないようにする漂白剤は、ハイドロキノンになります。多くのシミは表皮の中でも一番深い基底層周辺へ、メラニン色素が沈着しています。この層にメラノサイトと呼ばれているメラニンを生成する細胞が存在しており、メラノサイトの活性を抑制しながらメラニン産生を抑制することが働きの一つになります。メラノサイトの中ではチロシンと言われる物質からメラニンを作る過程を、ブロックすることによりメラニン自体を減少させていきます。

ハイドロキノンは漂白作用がとても強いですが、臨床効果が可逆性でもあり安全性がとても高いです。一般的に成分の濃度や投与量が多くなれば、刺激性皮膚炎を生じやすくなりますし赤みやかゆみを伴います。1日2回継続してシミや小じわに対して用い、トレチノインクリームを併用する場合は同時に塗布していきます。刺激が少ない石鹸でたっぷり泡立てた泡を作り、優しく肌を撫でるように洗います。洗い流す時にはシャワーや、ぬるま湯をかけながらすすいでいきます。

基本的に皮膚を強くこすらないことが大切で、洗顔直後は角質層が水分をたくさん含んでいるので薬剤の浸透性が良くなります。これにより効果が出すぎることがあるので、洗顔後20分程度待って使用することが推奨されています。20分待つことができない場合は、洗顔後化粧水や乳液などのスキンケアを行なった上からハイドロキノンを重ねて塗ります。ハイドロキノンクリームは顔全体に塗るのではなく、症状によって塗り方を変える必要があります。老人性のシミがきになる場合は、綿棒へクリームをごく少量とりシミの部分だけに塗布します。